今日のチーズ:Gudbrandsdalsost
グッドブランズダルゾストと読みます。ブラウンチーズのひとつ。
"グッドブランド谷のチーズ"という意味のそのチーズがこちら。
ノルウェーでは一般的な朝食として出てくるそうです。
たまに日本のチーズ専門コーナーでみかけることができる
ノルウェーのブラウンチーズに
イエトオストGeitostというヤギミルク製があるのですがご存知でしょうか。
パッケージを開けると今日のグッドブランズ…も見た目がにていて、
どちらもGで始まるので、もしかしたら同じ?と思ったのですが
違いました。
私の知る限りグッドブランズは日本ではみたことがないので、
販売されていないのでしょうね。
じゃぁ教えてもらっても… って思います?
いついくかわからないでしょ?ノルウェーに。
イエトオストとグッドブランズダルゾストの違いを知らないと、
困ったことになるかもしれません。
その日のために、
今日はブラウンチーズご紹介しましょう。 えつ
ノルウェーの代表的なチーズに
Brunost(Brown Cheese)というのがあります。
その名のとおり、茶色いチーズ。
代表的なブラウンチーズは3種類で
諸説あるのですが、
もともとはヤギ100%ブラウンチーズがGeitost
牛ミルク100%のブラウンチーズがFløtemysost。 そして今日の
Gudbrandsdalsostが、両方のミルクを使って造ったブラウンチーズだったのだとか。
◎気づいたい方もいると思いますけれど、Ostがノルウェー語でチーズね◎
すばらしいのは、このチーズがWhey(ホエイ)を使って造ったチーズだということ。
【ホエイのことを簡単にお話しすると】
さて、では味の違いを
イエトオスト:
キャラメルのようなそのテイストにデザートチーズだという方もいるくらいのそれは
どちらかというとチーズが苦手な方にお勧めのチーズです♪
※そのまま頂くと歯の裏にはりついて大変なのでパンに塗るのがおすすめね。
グッドブランズダルゾスト:
こちらはよりチーズとして楽しめるタイプ♪
甘みと酸味がちょうどいいバランスです。
イエトオストがキャラメルテイストなら
グッドブランズダルゾストはピーナツバター。
さてさて、
ブラウンチーズはスライスしてパンに挟むか、
よりクリーミーナタイプはぬって頂くのが基本なので
早速ライ麦100%パンを購入しました。
サンドにしていただくととても美味♪
気分は小さなバイキング ビッケです。
ライ麦パンの酸味が苦手な方はトーストにはさんでも美味しいかもしれませんね。
グッドブランズダルゾストがのどを通るときにかすかに感じる酸味と
トーストの甘みがちょうどいいと思います。
酸味が嫌いじゃない方はライ麦大プッシュ♪
ノルウェー以外の国ではほとんど売られていないにもかかわらず、
ブラウンチーズの生産量の50%がグッドブランズダルゾストで、
日本でも販売されているイエトストが30%だというのですから、
グッドブランズダルゾストはノルウェー国内でとっても人気だということになるわけでしょ?
国の機関(INAO)に認められることが重要視されるフランスチーズと違って、
そのほかのヨーロッパ諸国には町ごとに、もっといえば農家ごとに造られ
その国のひとしか味わっていないチーズが五万とあるのですねー。
考えるだけでしあわせなきぶんになります。
グッドブランズダルゾストにかぎらず、
ヨーロッパに旅行に行く予定の方は、そんなチーズをぜひ。
えつ
2010年06月16日
Gudbrandsdalsost グッドブランズダルゾスト
posted by etsu at 00:00| CHEESE チーズ